2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ゲーテと地質学史

科学史と文学史に関する文献を読む。書誌は次のとおり。石原あえか「大地の記憶《玄武岩論争》から《氷河期の発見》まで:ゲーテと近代地質学についての一考察」、『慶應義塾大学日吉紀要 ドイツ語学・文学』、第43号、2007年。(詳細はあとで追記)

校正というのは・・・

昼間をまるまる使ってしまったので、帰宅後近所のファミレスにて、進行中の翻訳の校正地獄、朝6時まで。すでに訳されているものの修正作業なので、仕事としては一から訳すより楽なのに、なぜこんなに疲れるのだろう。

ラインガウ青山店

18:50までさらに時間があるので、W氏とともにドイツ・ワインのお店〈ラインガウ〉青山店で先に夕食をとることに。ビール(レーヴェンブロイ500ml)、焼きソーセージ盛り合わせ、ジャーマンポテト、グラス白ワイン(シュロス・シェーンボルン)などを頂く。ど…

闘牛百科書店が閉店していた!

さらに時間があるので、16時頃、宇田川町の古本屋・闘牛百科書店に立ち寄るも、なんと潰れてナチュラル・ローソンになっていた! 号泣。慟哭。。。みすず書房や法政大学出版会などの“白系”人文書が充実していた上に比較的安価、国書刊行会などの異色文学も充…

〈かにチャーハンの店〉、カフェ〈人間関係〉

「叫」は18:50からの上映後、黒沢監督のティーチ・インがあったのだが、その整理券は午前11:40から配布される。夕方まで残っているはずもない。W氏をわずらわせ、氏に配布開始時刻よりだいぶ前から並んでいただき2人分確保していただいた。早起きができない…

黒沢清「叫(さけび)」(2006年)

黒沢清の最新作「叫」を観る。同行してくれたのは畏友W氏。渋谷シネセゾンで18:50の回。 『LOFT ロフト』などの黒沢清監督と『呪怨』シリーズの一瀬隆重プロデューサーが初めて手を組んだ本格派ミステリー。ある連続殺人をきっかけに、過去と現在が入り乱れ…

久々にギリシャ料理店スピローズ

夕方、原宿のギリシャ料理店スピローズにて友人IY氏と食事。ここは外階段で上がる3階に店舗があり、眺めが大変よい。古着屋等がある通りが見える側は別段たいした眺めではないのだが、それでも夜になると結構きれい。人数が多いと東側の席をとれる場合があ…

都知事選、平成の神々、安心・安全

例のごとく今回も盛り上がっている。東京への愛に溢れるラヴリーな候補たちについてはfalcon1125さんがブログ「備忘録」の3/23および3/25に詳細に書かれているのでそちらを見ていただくとよい。政府転覆を叫び、有権者にむかって中指を立ててしまった外山恒…

フィギュアのアクロバッティズム批判

世界フィギュア、安藤美姫が金、浅田真央が銀受賞。喜ばしい。評価にたがわない立派な演技だった。 彼女たちの活躍は大いに喜ばしいのだが、例えば次のような記事を読むと、暗澹たる思いがする。 ジュニアからシニアへと追う立場だった浅田も、もはや追われ…

イタリアン・スーペルバッコ

研究会に出る前、吉祥寺駅で昼食をとった。新宿のイタリアン〈イル・バーカロ〉の系列店〈スーペルバッコ〉に。バーカロの店長がこちらの店長に異動したときいていたので、ランチで様子見という次第。吉祥寺駅南口の地下だと記憶していたが、じつは店名をき…

ダンス・スタディーズ研究会

今日は京都で日仏哲学会があり、バシュラールにかんする発表などもあり、ぜひ聴きに行きたかったのだが、昨夜から全身筋肉痛で(水曜に蔵書の整理をしたのがいけなかった)長旅をする元気が出なかったので断念。近場で、烏山の東京女子体育大学でダンス・ス…

井上祐美子『非花(はなにあらず)』

非花(はなにあらず) (中公文庫)作者: 井上祐美子出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2004/09/01メディア: 文庫この商品を含むブログ (6件) を見る 再読。中国史に材を得た短篇集。四つの短篇は梅・菊・牡丹・薔薇に擬えられている。第一篇「梅花三弄」が…

雑録

午後、NPOを運営する畏友A氏拙宅来訪。語らうこと2時間。深夜、ゲルマニストK氏に電話。語らうこと2時間半。今日は喋りすぎた。

大学卒業に認定試験?

大学卒業に認定試験、教育再生会議分科会が検討で一致 政府の教育再生会議の第3分科会(教育再生)は20日の会合で、大学の学部教育の質を担保するため、卒業時の認定試験の導入を検討することで一致した。 分野別に試験を実施し、試験結果を基に大学が卒…

3月20日

今日で地下鉄サリン事件から12年がたつ。 いまこの日記は、正確には21日に書いているのだが、21日未明の報道によると、オウムの荒木広報部長が地下鉄霞ヶ関駅に献花に訪れた模様。 「分裂しても賠償責任持つ」=オウム荒木広報部長が献花−霞ケ関駅 3月21日3…

生物学史分科会、闘牛の歴史

駒場で科学史学会生物学史分科会の月例会に出席。 日時:3月17日(土) 午後3:00〜5:00 場所:東京大学駒場キャンパス14号館3階308号室(※京王井の頭線「駒場東大前」駅下車、渋谷寄り改札を出て正面手前に構内案内板があります。)地図 発…

闘牛論

明日の研究会のため、少々予習を。闘牛に関する本を再読する。闘牛鑑作者: ミシェル・レリス,須藤哲生出版社/メーカー: 現代思潮新社発売日: 1976/09/01メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見る 原書は Michel Leiris, Miroir de l…

キム・ギドク『鰐』近日上映+特集上映アンコール

キム・ギドクの処女作『鰐』が4月28日からユーロスペースで上映される。これにあわせて特集上映「スーパー・ギドク・マンダラ」も再映されるとのこと。 ■『鰐』日本上陸記念!!まだま続くギドク・マンダラ『鰐』日本初公開を記念して、大好評のうちに終…

キム・ギドク『ワイルドアニマル』(1997年)

ユーロスペースではキム・ギドクの特集上映(「スーパー・ギドク・マンダラ」)が行われているので、『絶対の愛』に続けて日本初公開の『ワイルド・アニマル』(1997年、韓国、103分。原題「野生動物保護地域」)を観る。会場にマスクとサングラスをつけた男…

キム・ギドク『絶対の愛』(2006年)

渋谷ユーロスペースにて、キム・ギドク監督の映画を二作みる。同行してくださったのは畏友T氏。 一本目は新作『絶対の愛』(2006年、韓国・日本、98分。原題「時間 Time」)。 恋人に飽きられることを恐れた女が美容整形手術を受ける、そして彼女は別人とし…

融07

新国立劇場でコンテンポラリーダンス公演「融07」を観る。 第一部 ■DIVA マリ=アニエス・ジロー 振付: カロリン・カールソン 映像: 端 聡 マリ=アニエス・ジロー(パリオペラ座エトワール)ソロ。 マリア・カラスがこよなく愛したオペラ「アンドレア・シ…

ヴァレリー『ドガ ダンス デッサン』

ドガ ダンス デッサン作者: ポールヴァレリー,Paul Val´ery,清水徹出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/12/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 24回この商品を含むブログ (13件) を見る ポール・ヴァレリー『ドガ ダンス デッサン』(清水徹訳、筑摩…

本の未来をめぐるブレインストーミング

月島の出版社K舎にて、本の未来をめぐるブレインストーミングに出席。参加者はK舎からS社長、出版営業部IY氏、編集部IG氏とT氏、デザイナーM氏、未来工学研究所のI氏、TRON関係者のM氏、印刷会社のI氏、書店O氏、そして私。デジタル技術と書物の将来というこ…

本の未来のために

文科省→(財)未来工学研究所→某出版社→私という凄まじい経路で降りてきた仕事、「本の未来」をめぐるブレインストーミング(明日!)の予習。泥縄で資料読み。一部は再読。理想の出版を求めて 一編集者の回想1963-2003作者: 大塚信一出版社/メーカー: トラン…

池田晶子氏死去

私が病臥しているあいだにたくさんのメールが届いていたが、師匠のK先生から「池田晶子死去」の報が届いており、驚く。 訃報 池田晶子さん46歳=文筆家 3月3日10時27分配信 毎日新聞 親しみやすい哲学エッセーで知られる文筆家の池田晶子(いけだ・あきこ…

パソコンがクラッシュ

病気で寝ている間にパソコンがつぶれていた。。。受信したメール、約3万件が消失。バックアップもなし。いくつかの重要な研究ノート、原稿なども消えた。幸い、現在進行中のドイツ語の翻訳原稿はバックアップが2重にとってあったので、枢要な部分は無事。…

インフルエンザ

3月1日の帰路、頭痛を覚えたので危惧していたが、やはりインフルエンザでダウン。2日から4日まで頭痛・発熱・幻覚・胃腸の異常に苦しむ。5日にK大学の医学史研究会で発表させていただく予定だったが、急遽キャンセル。延期に。本来このようなことは決して許…

身体医文化論ワークショップ

慶応大学日吉キャンパスにて身体医文化論研究会ワークショップに出席。今日と明日の2日連続。テーマは「老いと文化」。 舞踏家・土方巽における「老い」や「衰弱体」を論じた國吉和子氏の発表が興味深い。夢の衣裳・記憶の壺―舞踊とモダニズム作者: 国吉和子…