2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

多忙

業務の締切が近いので、しばらく更新をお休みします。

放送大学

締切が月末に迫った作業があるのだが、例によって現実逃避。なぜか放送大学をずっと見ている。けっこう面白い。たまたま早稲田の市川慎一さんの「フランス百科全書の思想」という特別講義をみることができた。市川さんを映像で見るのは初めて。Encyclopedie …

新刊 購入予定

表象の奈落―フィクションと思考の動体視力作者: 蓮實重彦出版社/メーカー: 青土社発売日: 2006/11メディア: 単行本 クリック: 12回この商品を含むブログ (30件) を見る11月刊、2520円。蓮實さん、映画本以外は久々のような気がする。理想の出版を求めて 一編…

ミューゼオロジーの本

昨日の話題に関連して、ミューゼオロジーに関するおもしろそうな本を2冊。Exhibiting Cultures: The Poetics and Politics of Museum Display作者: Ivan Karp出版社/メーカー: Smithsonian Books発売日: 1991/05/17メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリ…

火ゼミ@東工大

東工大の社会理工学研究科の有志が運営している科学史・技術史の研究会「火曜日ゼミ(火ゼミ)」にはじめて出席させていただく。このゼミは毎週火曜に行われている研究会で、今回は畏友・中尾麻伊香氏の発表「『核』のイメージ分析――博物館の展示より――」。…

田町 Le vin vivant

田町のイタリアン・レストラン Le vin vivant(ル・ヴァン・ヴィヴァン)にて食事。イタリアンなのに店名が仏語なのは、同じビルの階上にあるワイン店の直営で、同じ店名にしたためらしい。食事は平均的だと思うが、ワインの種類が豊富でありがたい。グラス…

舞踊史

夕方、K大学でフランスの舞踊史を研究しているというかたと知り合う。大学近くのカフェにて歓談。

生物学史分科会 Bichatの生気論

午後3時より東大駒場にて科学史学会生物学史分科会に出席。 発表者は加納由起子氏。発表は――未公刊の内容なのでここに詳細は書かないが――、フランスの医学者ビシャ(Marie-Francois-Xavier Bichat, 1771-1802)の生気論(le vitalisme)に関する歴史研究で…

表象文化論学会 2006年研究発表集会

http://www.repre.org/event/meeting/061118meeting/day1/ 日時:2006年11月18日(土)・19日(日) 会場:東京外国語大学 府中キャンパス(東京都府中市朝日町3-11-1)研究講義棟 [アクセスマップ] 参加費:会員=無料/非会員=1日ごとに1000円(事前登録…

通常業務

K大学図書館にて精神医学者クレランボー(G.G.de Clerambault)の論文、および詩人 Sylvia Plath に関する精神分析的な文献をコピー。 畏友falcon1125氏に頼んでおいた11月9日、日仏会館での川出良枝さんの講演の録音を受け取り(明瞭な録音で助かります…

水曜医学史

駒場のT大学にてS先生の医学史セミナーを聴講。終了後、駒場キャンパス内のルヴェ・ソン・ヴェールにて食事。夜、雷雨。

精神医学史研究会 福子と人面瘡

K大学にて精神医学史研究会に出席。報告者は医学史家・歴史社会学家のKT氏。福子(障害を持った子供を「福」をもたらす子供と呼ぶ風習)と人面瘡の伝承を材料に、医学史記述のメソドロジーないしはエピステモロジーを展開する内容。KTさんらしく、きわめて自…

人面瘡

さらに人面瘡関係の書物を渉猟する。耽奇漫録―国立国会図書館蔵版 (下)出版社/メーカー: 吉川弘文館発売日: 1994/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る耽奇漫録 (日本随筆大成)出版社/メーカー: 吉川弘文館発売日: 1993/11メディア: 単行本…

人面瘡の文学誌

13日の精神医学史研究会の予習。人面瘡関係の文学テキストを集中的に読む。人面瘡 金田一耕助ファイル 6 (角川文庫―金田一耕助ファイル)作者: 横溝正史出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1996/09/20メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブロ…

ダンテ連続講演 演目詳細

『神曲La Divina Commedia』をテーマにした103点のドローイングと3点のブロンズレリーフが展示される「チェッコ・ボナノッテが描いたダンテ『神曲』展」(会期:11月10日〜12月13日)に合わせ、ダンテ協会の協力を得て、イタリア語の父でもある詩聖ダンテの…

チェッコ・ボナノッテが描いたダンテ「神曲」展@イタリア文化会館

イタリア文学者S先生にお誘いいただき、九段のイタリア文化会館で「チェッコ・ボナノッテが描いたダンテ「神曲」展」の特別鑑賞会&講演(帝京大学の藤谷道夫氏)&レセプションに参加。 ボナノッテのドローイングは地獄・煉獄・天上と進むにつれて、淡く軽…

化け物の文化誌展

開 催 期 間 2006年10月17日(火)〜11月12日(日) 会 場 国立科学博物館 第1会場/本館地下1階展示室 第2会場/本館地下多目的室 開 館 時 間 午前9時〜午後5時 金曜日は午後8時まで (入館は閉館時間の30分前まで) 入 館 料 常設展示料金のみでご覧いただけます…

復刊情報 川喜田愛郎『近代医学の史的基盤』

近代医学の史的基盤 上作者: 川喜田愛郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1977/02/25メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (5件) を見る近代医学の史的基盤 下作者: 川喜田愛郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1977/12/08メディア: 単行本…

武智鉄二『白日夢(81)』@渋谷シアターイメージフォーラム

イメージフォーラムの武智鉄二特集上映に再び足を運ぶ。今度は畏友falcon1125氏が付き合ってくださった。 この1981年製作『白日夢』は1964年の同名作品の自己リメイク。歯科医院で治療中、麻酔で薄れゆく意識のなかで繰り広げられるSM的な夢想劇。シナリオは…

新刊情報 カッシーラー『ゲーテ論集』

カッシーラー ゲーテ論集作者: エルンストカッシーラー,Ernst Cassirer,森淑仁出版社/メーカー: 知泉書館発売日: 2006/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る2006年11月刊、6300円。「プラトンとゲーテ」などの論文を収める。カッシーラーの…

新刊情報 ジョン・ラスキン『ヴェネツィアの石』

ヴェネツィアの石―建築・装飾とゴシック精神作者: ジョンラスキン,John Ruskin,内藤史朗出版社/メーカー: 法藏館発売日: 2006/10/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (13件) を見る2006年10月刊、4410円。あまりに名高い、ラスキン(1819…

今日買った本

イメージの奥底で作者: ジャン=リュック・ナンシー,西山達也,大道寺玲央出版社/メーカー: 以文社発売日: 2006/04/07メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 19回この商品を含むブログ (13件) を見る2006年刊。3360円。たわいなさの考古学―コンディヤックを読む…

ポール・サジェルマン『氷の海に眠りたい』(1998年)@DVD

氷の海に眠りたい [DVD]出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ発売日: 2002/07/25メディア: DVD クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る 民家の地下から嬰児の白骨死体がみつかる。発見者はその家に棲む人妻。背後に渦巻く市長の陰謀・・・。…

新宿にて

『六ヶ所村ラプソディ』は科学論研究者のNさんと見に行った。午前11時開始の1日1回上映という狂気のスケジュール。しかし最終日で祝日だったこともあり、会場は立ち見が出るほどの大盛況。どうして皆さん早起きできるのか(ほぼ徹夜で来ているのは私ぐらい…

鎌仲ひとみ『六ヶ所村ラプソディ』@ポレポレ東中野

公式サイト http://www.rokkasho-rhapsody.com/ 六ヶ所村のドキュメンタリー。『ヒバクシャ』の鎌仲監督の新作。まあ、NHKスペシャルのような映画である。だから「映画として」特に言うべきことはないというのが正直なところだが(フレデリック・ワイズマン…

武智鉄二『白日夢(64)』@渋谷シアターイメージフォーラム

ついに武智鉄二『白日夢(64)』を見る機会を得た。武智の手になる『白日夢』には都合3作品がある。1964年版・路加奈子主演・白黒の『白日夢』(通称『白日夢(64)』)、1981年版・愛染恭子主演・カラーの『白日夢』(通称『白日夢(81)』)、同じ愛染恭子主演…

ディアーヌ・ベルトラン『薬指の標本』@渋谷ユーロスペース

公式サイト http://www.kusuriyubi-movie.com/ 小川洋子の同名原作をフランスの女性監督ディアーヌ・ベルトランが映画化。 炭酸飲料の工場で働く若い女性イリスは作業中の事故で薬指に怪我をして退職する。彼女の新しい勤め先は標本を作るラボラトリー。そこ…