2008-01-01から1年間の記事一覧
午後から銀座でデート。和光前で待ち合わせたが、和光は改装中で全面シートで覆われていた(笑)。松屋で化粧品を選ぶ。資生堂とDiorのテンションが正反対なのが面白い。資生堂は低い椅子で店員さんは癒し系の接客。Diorは止まり木のような高い椅子で、店員…
シオランを拾い読み。Emile Michel Cioran, Ébauches de vertige, Paris, Gallimard, 1979(未邦訳)。このタイトルには、『かすかな眩暈』あるいは『眩暈のデッサン』ほどの訳を与えたらよいだろうか。 存在すること、それは剽窃である。(p.19) 痛みとは何…
舞踊史のH先生のご招待にあずかり、新丸ビル7階のイタリアン〈イル・カランドリーノ(il calandrino)〉にて夕食(ほかに、舞踊美学者のM先生、舞踊史研究者のKさん、かつての同学・K君、ピアニスト・作曲家のHさんがお越しくださった)。 このお店の料…
地質学史の研究書として評判が高いが、久しく入手難だった Roy Porter, The Making of Geology, Cambridge, Cambridge University Press, 1977 がこの9月に復刊されたので早速購入。地質学黎明期について英国を中心として知る上で、概説書としては必要かつ…
実体への旅―1760年-1840年における美術、科学、自然と絵入り旅行記作者: バーバラ M.スタフォード,高山宏出版社/メーカー: 産業図書発売日: 2008/08/02メディア: 大型本 クリック: 14回この商品を含むブログ (10件) を見る 8月に翻訳が出ていたことに今気づ…
本日より、毎年恒例の早稲田青空古本祭。 早稲田青空古本祭 開催期間 2008/10/1(水)〜2008/10/6(月) 場所 穴八幡宮境内(早大文学部前) 時間 10:00−19:00 最終日は17:00 URL http://www.w-furuhon.net/aozora/
ポレポレ東中野にて王兵(ワン・ビン)監督のドキュメンタリー映画『鉄西区』(Tie Xi Qu: West of Tracks、2003年)を観る。本作は中国遼寧省鞍山市の鉄西区を2000年代初頭に取材したドキュメンタリー。第一部「工場」240分、第二部「街」175分、第三部「鉄…
17時から慶大三田キャンパスにて医学史研究会月例会。高林陽展氏の御発表「任意入院の政治学〜1895年ホロウェイ・サナトリアム・スキャンダルを中心に」。・医学史研究会 http://web.hc.keio.ac.jp/~asuzuki/BDMH/HistMedSeminarGroupTop.htm
或る人の口から、ふと聞いた言葉。「小さきものは、いとエロし」。80年代のパルコの宣伝コピーのようだ。素晴らしい。
駒場で第一回脳神経倫理研究会に出席。 第一回脳神経倫理研究会のお知らせ主催:科学研究費補助金基盤研究(B)「脳神経倫理学の理論 的基礎の確立」(廣野喜幸代表)研究グループ http://hps.c.u-tokyo.ac.jp/neuroethics/ 日時:9月28日(日)15:00-17:30 …
こんな記事を発見。 白金台の「ブックオフ」がリニューアル−洋書売り場強化、4万冊に(「品川経済新聞」2008年08月11日) http://shinagawa.keizai.biz/headline/371/ ブックオフコーポレーション(神奈川県相模原市)は8月8日、「ブックオフ白金台店」(港…
アテネ・フランセにて佐藤真監督『阿賀に生きる』(1992年)を観る。佐藤真の長編デビュー作として有名な作品だが、今回初めて観る機会を得た。傑作である。 本作は新潟県、阿賀野川流域(「阿賀」と呼ばれる)の集落に生きる人々を記録したドキュメンタリー…
シモーヌ・ヴェイユ読書会。慶応大学三田キャンパスの会議室にて。 夜、通常業務。イタロ・カルヴィーノなどを読み直す。
夕方、会食。中村屋地下の喫茶店〈マ・シェーズ〉、その後、歌舞伎町の映画バー〈スマイル〉へ。夜、恋人と逢瀬。
数年ぶりに再見した『ライフ・イズ・ビューティフル』(La vita è bella, 1997, イタリア)。ライフ・イズ・ビューティフル [DVD]出版社/メーカー: 角川エンタテインメント発売日: 2005/08/26メディア: DVD購入: 5人 クリック: 344回この商品を含むブログ (1…
師匠H先生主催の飲み会。一次会は中目黒のピッツェリア「聖林館」(旧「サヴォイ」)。前菜、ワイン、ピッツァ、すべてが素晴らしい。ワインはフリッツァンテ(微発泡ワイン)の白と赤を頂いた。赤のフリッツァンテでこれだけ美味しいものに出会えることは稀…
懇親会終了後、参加者全員で歌舞伎座に行き一幕見。「鳥羽絵」を観る。すでにかなり飲んだ後だったので、あまり詳細わからず。ねずみがかわいかったということしかわからない。しかし楽しかった。 鳥羽絵(歌舞伎座のチラシより) 下男の升六(富十郎)が、…
三田の慶應大学にて、ダンス・スタディーズ研究会の例会。 第13回 ダンス・スタディーズ研究会日時 9月20日(土)13:00−15:00(16:00) 会場 慶応大学三田キャンパス 発表者 松井智子 タイトル 「フォーサイスの《イン・ザ・ミドル・サムホワ…
ピーター・ウェーバー監督『真珠の耳飾りの少女』(2003年、英・ルクセンブルク)を観る。真珠の耳飾りの少女 通常版 [DVD]出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2005/01/25メディア: DVD購入: 2人 クリック: 61回この商品を含むブログ (245件) を…
信濃町の慶応病院でデート。新棟11階のレストラン〈オアシス〉で昼食をとる。パレスホテルが経営しており、メニューは和食・洋食各種揃っている。病院内の食堂ということで薄味ながら、なかなか美味しい。そして、国立競技場などが見える眺望が素晴らしい。…
13時から慶應大学三田キャンパスにて、シモーヌ・ヴェイユ読書会。
或る業務のため午前中は田町、昼頃移動して、午後は三鷹へ。三鷹駅で降りるのは多分初めて。太宰治が住み、恋人・山崎富栄と玉川上水に入水したのはこのあたりだったはずだ。玉川上水情死行―太宰治の死につきそった女作者: 梶原悌子出版社/メーカー: 作品社…
夜、自宅にて束の間の逢瀬。
必要あって、マルコ・ポーロ『東方見聞録』を読んでいる。たまたま東洋文庫版を読んでいるが、平凡社ライブラリー版のほうが、よりコンプリートな訳なのかもしれない。東方見聞録 (1) (東洋文庫 (158))作者: マルコ・ポーロ,愛宕松男出版社/メーカー: 平凡社…
昼、所用で慶応大学三田キャンパスへ。 夜、DVDでペドロ・コスタの『ヴァンダの部屋』を観る。傑作である。スラム街で撮影された、なかばドキュメンタリー、なかば劇映画のような作品。ストーリーはスラムの住人たちがひたすらヤクを打っているという一文…
午前中、所用で日暮里某所へ。日暮里駅近くの蕎麦屋で昼食。 午後、渋谷Bunkamuraミュージアムにて「ジョン・エヴァレット・ミレイ展」を観る。いうまでもなく、《オフィーリア》は素晴らしい。多くの画集に収録されているのを何度となくみてきた作品だが、…
ウルフのエッセイ集。病むことについて (大人の本棚)作者: ヴァージニアウルフ,Virginia Woolf,川本静子出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2002/12メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (4件) を見る 表題作(初出:『ニュー・クラテリオン…
東大本郷の生協にて本を買う。自然学曼陀羅ー物理・感覚・生命・芸術・仏教から作者: 松岡正剛出版社/メーカー: 工作舎発売日: 1979/05/20メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (7件) を見る ようやく復刊。東大生協書籍部では工作…
13時から、三田の慶大にて。
日比谷スカラ座にて、話題の「ポニョ」を見る。なかば苦行だと思って見始めたが、思ったよりは悪くない。むしろなかなかの佳作といってもよいぐらいだ。水のさまざまな相(やさしい水、禍々しい水、恐ろしい水、生命の水、死の水・・・)を見事に描いている…