Roy Porter, The Making of Geology

　地質学史の研究書として評判が高いが、久しく入手難だった Roy Porter, The Making of Geology, Cambridge, Cambridge University Press, 1977 がこの９月に復刊されたので早速購入。地質学黎明期について英国を中心として知る上で、概説書としては必要かつ充分な文献。著者のロイ・ポーターは医学史家として高名。本書は未邦訳だが、医学史関係は邦訳も数冊出ている。

Making of Geology 1660-1815: Earth Science in Britain 1660?1815

　同じ時期のフランスを中心に記述した概説的文献は、Gabriel Gohau, Une histoire de la géologie, Paris, Seuil, 1990（ガブリエル・ゴオー、菅谷暁訳『地質学の歴史』、みすず書房、1997年）。

地質学の歴史