2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

健康カルト

フジテレビ系列関西テレビ制作の番組「あるある大辞典」の情報捏造が問題になっているらしい。納豆を食べ続けると痩せるとか何とか、ありもしない健康効果をでっちあげたとか。毎日納豆を食べているが標準体重を大きく超過している私にはまったく信憑性を持…

誕生日

どうでもいいことながら、今日は私の誕生日らしい。まあ実にどうでもいいことですな。

京都旅行の回想

京都旅行からの帰宅後、一日目である。記憶が鮮明なうちに、旅の思い出をふりかえっておこう。 まず先日も触れた京阪電鉄のキャンペーン・ガールの「おけいはん」について。森小路けい子さんという音大生さんらしい。私が彼女の載ったチラシを駅で必死に集め…

京都でアラン・コルバンに会う(2日目)

午前8:00、起床。日頃の私にとっては眠りにつく時間であるこの憂鬱な早朝に快適な目覚めが得られたのは、宿主ご一家の数々の心遣いと、高野川近くの静かな環境のおかげである。ホストより早く起きるのは旅人として最低限の礼儀であろう。しばらくしてKY…

京都でアラン・コルバンに会う(1日目)

フランスの歴史家アラン・コルバン氏の来日講義を聴くため、京都旅行。今日が1日目である。実は京都に旅をするのは、これが初めてなのだ。私には嫌いなものが三つあって、旅行・団体行動・学校がそれである。したがって修学旅行と称するものは私にとってこ…

ダゴニェの表層論

3月の某研究会での発表に向け、皮膚論の文献渉猟が続く。ダゴニェ(Francois Dagognet)の表層論を読む。面・表面・界面―一般表層論 (叢書・ウニベルシタス)作者: フランソワ・ダゴニェ,François Dagognet,金森修,今野喜和人出版社/メーカー: 法政大学出版…

忘れ物引き取りなど

先週の懇親会のあとT大学に荷物を忘れていた模様。事務室で預かってくださっていたので取りにうかがう。多謝&深謝>関係各位。ついでに週末の京都行きの際、宿泊先に持参する土産にワインを買うため、田町のワイン店 Le vin vivant に立ち寄る。無料試飲会…

アラン・コルバン

数日中にアラン・コルバンに会いに行くので予習。風景と人間作者: アランコルバン,Alain Corbin,小倉孝誠出版社/メーカー: 藤原書店発売日: 2002/06/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 6回この商品を含むブログ (10件) を見る→2002年刊。2300円。

三田のカレー店ジンナー

夕方、友人IY氏と港区三田の印度料理店ジンナーにて食事。非常に美味。2人でサラダ、肉料理、カレー2種類、ナン、サフラン・ライス、ビール、ラッシー(印度のヨーグルト風飲み物。会食の席でこれを頼むと「名犬ラッシー!」と言う人が必ずいますね)を註…

今日買った本

amazonから荷物が到着。最近忙しく、地べたの本屋さんに足が遠のいてamazonばかり。前は洋書しか買わなかったが、最近は和書も雑誌もamazonフル活用なので、クレジットカードの請求が信じ難いような金額になっている…。運命論者ジャックとその主人作者: ドニ…

新宿・渋谷の死体遺棄事件

横浜まで出たので書店・駅の売店をまわり、週刊誌の類を山のように買い込む。渋谷・新宿の死体損壊遺棄事件(主婦・三橋歌織容疑者が夫を殺害・遺棄したとされる事件)関係の記事を蒐集するため。帰宅して読みふけるが、残念ながら、連日新聞報道されている…

西洋古代哲学史勉強会 第2回

今日も午前10時から横浜某所にて西洋古代哲学史勉強会。

畳敷きのゼミ室にて

お世話になっているT大学K先生のゼミの懇親会に部外者ながら混ぜていただく。感謝>K先生&大学院の皆様。会場はこの大学(本郷にあるT大学)の教育学部棟のゼミ室。なんと畳敷き。むろん、飲み会専用の部屋ではなく、ここで日夜、ゼミが行われているらしい…

こうの史代『夕凪の街 桜の国』、あるいは10年目の被爆

こうのさんの本、今日読んだ2冊目はこの本。夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)作者: こうの史代出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2004/10/12メディア: コミック購入: 60人 クリック: 1,350回この商品を含むブログ (1142件) を見る 「夕凪の街」「桜の…

こうの史代『ぴっぴら帳[ノート]1』

こうの史代という漫画作家の作品は『漫画アクション』誌などで幾度か読んだことがあって、彼女の描く愛らしい女性、地味な職場(デスクワークよりも花屋とか食堂である場合が多い)で働き安アパートに暮らしながらも身の丈にあった生活を楽しんでいるような…

西洋古代哲学史勉強会

或る事情から横浜某所にてヘレニズム期から新プラトン主義のあたりを中心に哲学史の勉強会。この時期を扱うのに、どう考えても私が進行役として適任とは思えないが、世のなか不条理なものである。 テキストも或る因果な事情で、戦後間もない頃に初版が出たこ…

精神医学史研究会

K大学にて精神医学史研究会に参加。報告者はT大学大学院社会学専攻のS氏。テキストは13日の日記で言及した Ian Hacking の2冊。The social construction of what? のほうはごく最近、翻訳が出たことを教えていただく。何が社会的に構成されるのか作者: イア…

血液バンキングの歴史

輸血・献血・売買血など、日本における血液バンキングの歴史を論じた論文を読む。香西豊子「バンキングと身体――日本における血液事業の展開から――」。次の本に収録されている。荻野美穂編『身体をめぐるレッスン 第二巻 資源としての身体』、岩波書店、2006…

Ian Hacking2冊

15日に研究会があるので予習。テキストはイアン・ハッキングの著作2冊。 1) Ian Hacking, The social construction of what?, Mass., Harvard U.P., 1999. 2) ----, Mad travelers: Reflections on the reality of transient mental illnesses, Charlottesv…

新刊情報 啓蒙の世紀の神秘思想

こんな本が出ている。必読の予感。啓蒙の世紀の神秘思想―サン=マルタンとその時代作者: 今野喜和人出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2006/12メディア: 単行本購入: 1人 この商品を含むブログ (4件) を見る→2006年12月刊、8925円(本体8500円)。紀伊…

新宿にて

新宿で友人IY氏と会う。喫茶店らんぶるにてお茶。らんぶるは12月から全席禁煙になった。喫茶店で分煙でなく全席禁煙というのはなかなか大胆な決断だろう。その後、ヴェネチア料理店イル・バーカロにて食事。新宿というと最近ほんとうにここばかりだが、ワイ…

P.K.ディック

必要あってフィリップ・K・ディックの作品を数冊読み、原作の映画をまとめて見なおす。『ブレード・ランナー』、『マイノリティ・リポート』。いずれも原作よりも映画のほうが出来がいい気がする。あと、この作家は(熱烈なフリークが多いので恐らく論じ尽く…

触覚論

皮膚・自我作者: ディディエアンジュー,Didier Anzieu,福田素子出版社/メーカー: 言叢社発売日: 1996/04メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (5件) を見る→1993年刊、4175円。フランスの精神分析家ディディエ・アンジュー (Didier …

編集者面会ほか

午前中、九段の出版社にて、現在進行中のドイツ語翻訳の共訳者・編集者と面会。訳書刊行は今年8月末には刊行できそうだ。夕方、畏友W氏と食事。

ソシュールを読む

或る(不本意な)必要からソシュール言語学について少々調べる。まずはソシュールの講義録。専門外の人間にとっては、とても通読する気がおきるような本ではないので、むろん拾い読みである。一般言語学講義作者: フェルディナン・ド・ソシュール,小林英夫出…

新年から700人以上の暇人

紅白歌合戦で DJ OZMA という兄チャンが上半身裸に見えるボディスーツを来た女性ダンサー引き連れて出演したことについてNHKに抗議が700件以上届いているらしい。「どうみても裸に見える。子供に見せられないじゃないか」云々と。私も抗議しようか。「どうみ…

フセイン元大統領処刑映像

イラクのフセイン元大統領の処刑場面を収録したヴィデオ映像がネット上に流出しているらしい。元大統領が刑務官から暴言を浴びせられたり、アラーへの祈りを捧げながら絞首され死にゆく姿が収められているという。私は見ていない。すでに執行直前の映像がイ…

邦訳フロイト全集刊行中

岩波書店からフロイト全集が刊行されている。いままで教文館のフロイド選集、人文書院のフロイト著作集があったが、いずれも全集ではなかった。翻訳にも問題があったようだ。この岩波版は編年体の構成で、第1回配本は第17巻。後期の主著『快楽原則の彼岸』…

アラン・コルバン集中講義

フランスの歴史家アラン・コルバン氏が来日し集中講義を行う。1月22日から26日まで立命館大学。詳細は以下のふたつのURLを参照: Alain Corbin Invitation Project(立命館大学大学院先端総合学術科) http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/w/acip/ …

澁澤龍彦蔵書目録

こんな本が出ていたとは知らなかった。2006年10月刊。書物の宇宙誌―澁澤龍彦蔵書目録作者: 国書刊行会編集部出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2006/10/01メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (24件) を見る以下のページで目次を読むこと…