P.K.ディック
必要あってフィリップ・K・ディックの作品を数冊読み、原作の映画をまとめて見なおす。『ブレード・ランナー』、『マイノリティ・リポート』。いずれも原作よりも映画のほうが出来がいい気がする。あと、この作家は(熱烈なフリークが多いので恐らく論じ尽くされているだろうが)、或る人物が「自分の存在論的身分」に気づいた瞬間に物語が大きく展開する、あるいは謎が明らかになる、という筋立てに愛着を持っているらしいことに気づく。『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』(映画『ブレード・ランナー』の原作)がまさにそうだし、『ユービック』もこのパターンである。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))
- 作者: フィリップ・K・ディック,土井宏明,浅倉久志
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- 作者: フィリップ・K・ディック,浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1978/10/01
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- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
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- 作者: 加藤幹郎
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マイノリティ・リポート―ディック作品集 (ハヤカワ文庫SF)
- 作者: フィリップ・K.ディック,Philip K. Dick,浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1999/06/01
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