精神医学史研究会

 K大学にて精神医学史研究会に参加。報告者はT大学大学院社会学専攻のS氏。テキストは13日の日記で言及した Ian Hacking の2冊。The social construction of what? のほうはごく最近、翻訳が出たことを教えていただく。

何が社会的に構成されるのか

何が社会的に構成されるのか

 2006年12月刊、3400円。ただし抄訳とのこと。
 S氏の的確なご報告と先生方のご発言から(この手の集まりとしては例外的に)大変勉強になった。やはりハッキングはもうすこし色々読んでみる必要がありそうだ(非常に色気のある書き手であることはわかっているのだが、やはり英米分析哲学系の語り口を感じ取ってしまい、どうも苦手なのだ。邦訳があるものすらろくに読んでいない。猛省)。閉会後、蕎麦屋にて会食。