ダンス・スタディーズ研究会

 三田の慶應大学にて、ダンス・スタディーズ研究会の例会。

第13回 ダンス・スタディーズ研究会

日時   9月20日(土)13:00−15:00(16:00)
会場   慶応大学三田キャンパス 

発表者  松井智子
タイトル  「フォーサイスの《イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド》に見るパ・ド・ドゥにおける女性の役割」

【概要】
男女のペアで踊られる「パ・ド・ドゥ」は、単に「2人の踊り」という以上の意味を持つことが多い。女性・男性それぞれに期待される役割があるため、作品の背景にあるジェンダー・イメージがより強く反映される傾向があると考える。フォーサイスの『イン・ザ・ミドル』のパ・ド・ドゥは、一見して、女性の役割が過去のパ・ド・ドゥと異なるように見える。そこで、過去のパ・ド・ドゥと『イン・ザ・ミドル』に特徴的な動きを分析することで、このパ・ド・ドゥで女性がどのような役割を担っているのかを考察する。

 今回も刺激的な研究会になった。とくに舞踊研究・批評の方法論という点で大変勉強になった。終了後、懇親会。