今日買った本
地元書店にて2冊(1と2)、ブックファースト渋谷店にて1冊(3)購入。
- 川田文子『自傷―葛藤を“生きる力”へ』、筑摩書房、2004年、1680円
- シェイクスピア、松岡和子訳『ロミオとジュリエット』、ちくま文庫・シェイクスピア全集2、1996年、660円
- 師岡カリーマ・エルサムニー『アラビア語のかたち』、白水社、2002年、1470円
1は自傷行為(リスト・カッティングなど)のルポ。ここ数年アダルト・チルドレン、自傷行為、虐待、PTSDなどに関する文献をずいぶん蒐集している。この種の社会的な精神病理をめぐるジャーナリスティックな文献は、やはりその社会固有のもの(日本なら日本の文献)でないと役に立たない。理論的なものは、外国語(ないし翻訳)文献も参照する必要があるが。2は或る必要から再読しようとおもったロミ・ジュリの福田恒存訳および坪内逍遥訳が書庫から発掘できず、やむなく購入。松岡さんの訳は、この作品に特有の卑猥な言葉遊びなどがかなり明確に訳出されていて楽しい。註釈も本文ページに脚注として書かれているので大変読みやすい。3は近々に著者・師岡氏におめにかかる予定なので予習。彼女はNHKのアラビア語講座の人気講師。