不忍ブックストリート、一箱古本市

clair-de-lune2007-04-29

 数日前、工作舎のIさんと電話で話したとき、今日29日、千駄木・根津・谷中・日暮里あたりの書店・古本店が参加している〈不忍ブックストリート〉で〈一箱古本市〉というイヴェントを行う、そして工作舎も出店する、というお話をうかがった。当然ながら、駆けつける。
 一箱古本市は業者でも個人でも出品できる古本市で、一出品者あたり段ボール箱一つのスペースで営業することになっている。会場はこの地区のいくつかの野外スペースに分散している。私が行ったのは日暮里駅から程近い場所にある、〈貸しはらっぱ音地〉という野外会場。駅には2時すこし前に着いたが、会場の場所がわからず、路上をさまよっていると、工作舎Iさんが呼び止めてくださった。会場に行き、工作舎ブースで編集IGさん、営業Mさんとお目にかかる。同舎ブースにて、以下2冊を購入。

チャチュンビ伝説―済州島のシャーマン神話

チャチュンビ伝説―済州島のシャーマン神話

白蟻の生活 新装版

白蟻の生活 新装版

 たいへん面白い企画だと思うが、そう思うがゆえに、あえて一点だけ難をあげたい。公式サイトのデザインに問題があり、とりあえずどこの駅に行けばよいのかわからないのだ。まずひとまずどこの駅で降りて、その後どんなコースを辿ればよいのかを目立つところに書かないとだめだ。この出品者がこの会場で、という細かい情報の前に、太書きの地図がいる。私は工作舎のブースに行くのに、相当苦労した。路上でパソコンを開いて地図をみながらさまよっているところを、偶然Iさんに拾っていただいたので、どうにかたどり着けたのだが、ほとんどカフカの『城』状態だった。

不忍ブックストリート
http://yanesen.org/groups/sbs/
一箱古本市
http://sbs.yanesen.org/hako1/
http://d.hatena.ne.jp/shinobazukun/
○貸しはらっぱ・音地
http://ondi.exblog.jp/

 会場にて、私がかねてよりファンであった、或るウェブ・サイトの主催者Yさんに偶然にもお目にかかる。彼女も工作舎の愛読者で、以前からIさんとも彼女のことを話しており、一度お会いしたいと思っていたのだが、メールをすることもなく長い時がすぎていたのだ。Yさんは、意外にも私といつでもすれ違えるような立場で活動されていることがわかった。今日出かけてきて最大の収穫である。
 2時半を過ぎた頃、お誘いしていた畏友W氏が到着。しばし会場をみていただいた後、Iさんとともに、会場近くの薬膳カレーの店で昼食。>Iさん、どうもありがとうございました。