今日買った本

 所用で本郷へ。東大正門近くの古本店・棚澤書店にて以下7冊を購入。

  1. エンゲルス、田辺振太郎訳『自然の弁証法』、上、岩波文庫、1956年(2001年復刊)
  2. エンゲルス、田辺振太郎訳『自然の弁証法』、下、岩波文庫、1957年(2001年復刊)
  3. カルロ・ゴルドーニ、平川祐弘訳『抜け目のない未亡人』、岩波文庫、1995年
  4. 渡辺慧『認識とパタン』、岩波新書、1978年
  5. 清水純一『ルネサンスの偉大と頽廃 ブルーノの生涯と思想』、岩波書店、1972年
  6. 中村光夫『日本の現代小説』、岩波新書、1968年
  7. 現代日本文学全集第56篇 田村俊子・野上彌生子・中條百合子集』、改造社、1931年

 1〜2は国民文庫版を持っている。この岩波版も欲しかったのだが2001年の復刊時、油断して買い逃していた。すでに版元品切なので入手できてよかった。3のCarlo Goldoniは十八世紀イタリア(ヴェネチア)の作家。各国からの求婚者の国民性の違いを戯画化した喜劇。4の渡辺氏は日本よりも英語圏での著述で知られている科学哲学者。5はすでにもっているが、100円だったので購入。カオスと化した私の書庫で新書や文庫はすぐ紛失するので、重要なものは何冊か買っておく。6も100円。7はいわゆる「円本」(改造社が1926年から刊行した1冊1円の文学全集。躁ルビ)の1冊。田村俊子が目的。田村の3巻本の著作集(オリジン出版センター)はもっているが、この版も資料的に面白いので購入。やはり100円。