往来堂書店、そして本郷へ

 その後、東大に向かう途中にある新刊書店・往来堂に立ち寄る。ここは一見したところ町の小さな本屋さんなのだが、中に入ると、人文系の専門書や文芸書(それも、たとえば野溝七生子の著作がたくさんおいてあったり、毛色がかわったものが多い)、昆虫の本、サブカルチュア関係などがやたらにそろっている(もちろん、ふつうの雑誌や実用書なども置いてあり、町の本屋さんとしての機能もはたす)。狭い店内なのに、セレクトが少数精鋭なのだ。そして棚には「店頭にない本は速攻で取り寄せます!」という気合の入った張り紙が。じつはこの書店のことは工作舎HPの記事で知っていて、過日、同舎Iさんのお誘いによって参加させていただいたブレイン・ストーミング(本ブログ3月8日参照)では店長の笈入さんにお目にかかっていたのだが、実際に店舗を訪れるのは始めて。いやはや、うわさ以上に魅力的なお店だ。今回は時間がなく(というより、少々疲労していてじっくり見る元気がなく)、吉屋信子の文庫本一冊だけを買って帰ったが、今度ゆっくりのぞいてみたい。

往来堂書店
http://www.ohraido.com/index_n.cgi
工作舎のサイト 往来堂書店の紹介
http://www.kousakusha.co.jp/KEC/hon008.html

 その後、本郷まで行ったが、駅周辺の喫茶店が、日曜ゆえに休業か早い時間に閉店。どこかよいお店がないかとW氏とさまよっていると、春日通りにある、謎めいたスタンディング・バー〈Taurin〉を発見。〈すてきな桃酒〉という、これまた不思議な飲み物をいただく。美味。


※画像は毛家麺店の外観