今日買った本

 せっかく新宿に出たので書物・DVD等の買い出し。

・雑誌『新潮』3月号
→話題になっている四方田犬彦氏の由良君美論「先生とわたし」(400枚)が一挙掲載されている。

・雑誌『論座』3月号(朝日新聞社
→特集は「「人文書」の復興を!」と「医学部と医療崩壊

ようこそ量子 量子コンピュータはなぜ注目されているのか (丸善ライブラリー)

ようこそ量子 量子コンピュータはなぜ注目されているのか (丸善ライブラリー)

→2006年12月刊、丸善ライブラリー。760円。量子コンピューターについての概説書。新書としての存在感がいまひとつだが結構いい書目がある丸善ライブラリー。久々の新刊。帯に著者の写真をのせているのは――この著者の場合は――営業上かなり有効だろう。ジャケ買い必至である。

ベルクソン―“あいだ”の哲学の視点から (岩波新書)

ベルクソン―“あいだ”の哲学の視点から (岩波新書)

→2006年10月刊、岩波新書。700円。体裁は新書だが、入門書というよりは独自の視点をかなり前面に出した研究書と呼ぶべき内容。『創造的進化』と『宗教と道徳の二源泉』をひとつかみに扱う。ジャンヌ・ダルクからマンダラまで話題は豊富。

月刊 真木よう子 (SHINCHO MOOK 87)

月刊 真木よう子 (SHINCHO MOOK 87)

→2007年2月刊、1500円。写真集。真木よう子は映画『ベロニカは死ぬことにした』のヒロイン役がすばらしかった。ところで月刊美女シリーズを買うのは『月刊 横山めぐみ』以来2冊目だが、本書巻末の目録をみるとずいぶん色々と出ているようで、月刊・国分佐智子とか月刊・伊藤歩、月刊・宮崎ますみ、等々、渋い人選で出ていた書目を買い逃していたことは痛恨の極みである。

光学 (岩波文庫 青 904-1)

光学 (岩波文庫 青 904-1)

→2006年3月重版、岩波文庫。900円。ニュートンのプリンキピアと同じかそれ以上に重要な主著。太陽の無色の光はプリズムを通すととさまざまな色の光に分解されることを発見した実験について述べられていることで有名な書物である。私が勉強している結晶学史の文脈では、透明な鉱物のなかを通過する光について、例えば方解石の二重屈折現象などについて述べられている箇所が興味深い。