鈴木邦男愛国者は信用できるか』を読む。

愛国者は信用できるか (講談社現代新書)

愛国者は信用できるか (講談社現代新書)

愛国心は国民一人一人が、心の中に持っていればいい。口に出して言ったら嘘になる。また他人を批判するときの道具になるし、凶器になりやすい。だから、胸の中に秘めておくが、どうしても言う必要がある時には、小声でそっと言ったらいい」(p.192)

いちおう著者は新右翼の大物ということになっているが、もはや右も左も関係ない。とにかくこのような冷静さを保ち続けることが、愛国心をめぐる議論では何より求められるはずだ。

鈴木氏のサイト。必読である。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Gaien/2207/