金森修編著『昭和前期の科学思想史』(勁草書房、2011年)合評会

 この度、金森修編著『昭和前期の科学思想史』(勁草書房、2011年)の公開合評会を行なうことになりました。本書は日本近代の科学思想を広汎に調査した歴史研究であり、さらに、これまで日本で行なわれてきた〈科学思想史研究〉あるいは〈科学史研究〉そのものをメタ的に歴史記述するという射程をも含む重要な論集です。合評会には本書の編著者・執筆者全員が参加し、それぞれの章に対して、コメンテーターが15分程度のコメントを行ないます。総合討論の時間を設け、編著者、執筆者、コメンテーター、会場の皆様で議論をしたいと思います(そのため、この合評会には、本書を読んだ上でご参加くださいますようお願いいたします)。多くの皆様にお越しいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。


『昭和前期の科学思想史』合評会
日時:2012年4月14日(土) 13:00〜17:30
会場:東京大学本郷キャンパス 教育学部棟1階 第1会議室
  (地図http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_09_01_j.html
 ※教育学部棟の正面入口を入ってすぐ右手にある部屋です。

【重要なお願い】
(1)会場の教育学部棟入口は施錠されています。当日は12:40〜13:00までドア係が解錠します。この時間に(なるべく12:50までに)ご来場くださいますようお願いいたします。13:00以降の入場の場合、入口ドアに掲示してある電話番号までご連絡ください。
(2)準備の都合上、ご参加くださる方は、以下のフォームにて4月7日(土)までにお申し込みくだされば幸いです。懇親会(本郷周辺、5000〜6000円程度を予定)の出欠もお知らせいただければ大変助かります。
https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dHoySDcwcGE4VS1hRFAtdWJ4Q3VIeVE6MQ

金森修編著『昭和前期の科学思想史』(勁草書房、2011年)内容詳細:
http://www.keisoshobo.co.jp/book/b93986.html

当日の進行予定:

12:40 開場

13:00 開会

13:00-13:30 第一章 原子核素粒子物理学と競争的科学観の帰趨
 コメント:金山浩司(日本学術振興会特別研究員(PD)・東京工業大学大学院)
 執筆者からの応答:岡本拓司(東京大学

13:30-14:00 第二章 眞島利行と日本の有機化学研究伝統の形成
 コメント:Victoria Lee(プリンストン大学博士課程・東京大学東洋文化研究所訪問研究員)
 執筆者からの応答:梶雅範(東京工業大学

14:00-14:30 第三章 日本人起源論と皇国史観──科学と神話のあいだ
 コメント:森脇江介(東京大学大学院修士課程)
 執筆者からの応答:坂野徹(日本大学

14:30-15:00 第四章 日本漢方医学における自画像の形成と展開──「昭和」漢方と科学の関係
 コメント:藤本大士(東京大学大学院修士課程)
 執筆者からの応答:愼蒼健(東京理科大学

15:00-15:15 休憩(15分)

15:15-15:45 第五章 生物学と歴史哲学──京都学派における〈生物学の哲学〉
 コメント:串田純一(日本学術振興会特別研究員(PD)・東京大学大学院)
 執筆者からの応答:板橋勇仁(立正大学

15:45-16:15 序章 〈科学思想史〉の来歴と肖像
 コメント:奥村大介(慶応義塾大学大学院博士課程・日本学術振興会特別研究員(DC1))
 執筆者からの応答:金森修東京大学

16:15-16:20 休憩(5分)

16:20-17:30 総合討論

17:30 閉会

18:00- 懇親会

企画・司会進行:
 住田朋久(東京大学大学院博士課程・日本学術振興会特別研究員(DC1))
 奥村大介(慶応義塾大学大学院博士課程・日本学術振興会特別研究員(DC1))

この研究会についての問い合わせはokumuradaisuke1884[at]gmail.com(奥村大介)にお願いいたします。