リン・ガラフォラ氏講演会

 以下のご案内をいただいたので、掲載しておく。

このたび、早稲田大学演劇博物館グローバルCOE「演劇・映像の国際的教育研究拠点」舞踊研究コースでは、リン・ガラフォラ氏(コロンビア大学教授)の講演会を6月14日(火)、15日(水)に、に開催することになりましたのでご案内申し上げます。6月14日に「バレエ・リュスと20世紀ダンス」、6月15日に「アメリカにおけるダンス研究」と題して講演して頂きます。是非足をお運びください。

6月14日(火)18:30〜20:30
「バレエ・リュスと20世紀ダンス」
6月15日(水)18:30〜20:30
アメリカにおけるダンス研究」
入場無料・予約不要

リン・ガラフォラ氏はバレエ・リュス研究の第一人者としてつとに名高いが、その研究領域は幅広く、バレエ史全般、また20世紀ダンス全般に及ぶ。徹底した調査にもとづいた学術研究によって世界の舞踊研究を牽引するとともに、精力的な舞踊評論家でもある。GCOE舞踊研究コースはこれまでジャネット・ランズデール氏(英国サリー大学=当時)、スーザン・レイ・フォスター氏(UCLA)、スーザン・アレン・マニング氏(ノースウェスタン大学)を招聘して、海外の舞踊研究の現在について理解を深めてきた。今回はガラフォラ氏を招聘して、その博識とつねに先鋭的な問題意識にじかに触れることによって、グローバルな視野から舞踊研究を前進させたい。

リン・ガラフォラ Lynn Garafola
コロンビア大学(バーナード・カレッジ)教授。著書に『ディアギレフのバレエ・リュス』『20世紀ダンスの遺産』他、編著に『マリウス・プティパの日記』『人民の、人民による、人民のための――1930年代左翼ダンス』『ホセ・リモン――未完の回想録』『バレエ・リュスとその世界』他。ニューヨーク歴史協会で「シティのために踊る――ニューヨーク・シティ・バレエの50年」を、ニューヨーク公共図書館舞台芸術分館(リンカーンセンター)で「ディアギレフの驚異の劇場」他を組織。SDHSの「舞踊史研究」叢書の編者。舞踊評論家としては「ダンス・マガジン」、「ネーション」「タイムズ文芸付録」などに執筆。

司会・コメンテーター
鈴木晶
法政大学教授、早稲田大学客員教授。著書に『踊る世紀』『ニジンスキー 神の道化』『バレエへの招待』『バレエ誕生』『バレリーナの肖像』他、訳書に『オックスフォード版 バレエ・ダンス事典』(共訳)、『ニジンスキーの手記・完全版』、バックル『ディアギレフ』他多数。舞踊評論家としては日経新聞、ダンスマガジン他に執筆。現在、「ダンスマガジン」誌にて「オペラ座の迷宮」を連載中、秋にシェング・スケイエン『ディアギレフ』を出版予定。

[会場案内]
東京メトロ東西線 早稲田駅 3Aまたは3B出口から徒歩5分
高田馬場駅から都バス 早稲田正門前下車すぐ
早稲田大学早稲田キャンパス26号館(大隈記念タワー)302
http://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html

早稲田演劇博物館のページにも掲載されている:
http://www.enpaku.jp/event/host/event20110614.html
http://www.enpaku.jp/event/host/event20110615.html