今日買った本

 鶴見の某古本店にて購入。

  1. 堀辰雄『かげろふの日記・曠野』新潮文庫、1955年、1987年43刷、定価240円
  2. 猪瀬直樹山口昌男『ミカドと世紀末――王権の論理』新潮文庫、1987年、定価400円
  3. 植島啓司オデッサの誘惑』集英社、1999年、定価2200円
  4. 田中美津『いのちのイメージトレーニング』、新潮文庫、2004年、定価400円
  5. 楠木ぽとす『産んではいけない!』、新潮文庫、2005年、定価476円
  6. 菅浩江『末枯れの花守り』、角川文庫、2002年、定価514円
  7. 水上勉『白蛇抄』、集英社文庫、1983年、定価260円
  8. 大木道則ほか編『化学辞典』、東京化学同人、1994年、定価9600円

1には「七つの手紙 或女友達に」という書簡体作品が収められている。堀辰雄の書簡としては『妻への手紙』(新潮文庫)もすばらしいが、本書とともに新刊品切。2は『ミカドの肖像』刊行直後に行われた対談の採録。3は同じ著者の『分裂病者のダンスパーティー』(リブロポート、絶版)の続篇で、前著と同じくペダンティックな観念的議論とSMパーティーの描写が混交した奇妙な小説。4の著者は70年代のウーマン・リヴの闘士、今は鍼灸師。8は3500円で購入。激安。