地学史研究会

 以下の研究会があります。
 http://www.geocities.co.jp/technopolis/9866/jahigeo5.html

第40回地学史研究会のご案内

無機質の鉱物結晶には独特の魅力があり、古来人々を惹きつけてきました。近代鉱物学や結晶学の歴史にとどまらない、広く鉱物の精神史とでもいうべき分野へ、奥村氏の案内で分け入ってみたいと思います。ふるってご参加ください。

日  時  2010年10月 9日(土) 午後2時〜5時

場  所  早稲田奉仕園セミナーハウス100号室 (新宿区西早稲田2-3-1、電話:03-3205-5411)

交  通  (1) 高田馬場駅よりバス約10分、都バス「学02 早大正門行き」に乗り

2つめのバス停「西早稲田」で下車、進行方向に 50m ほど歩き最初の横断歩道を渡って、そのまま小道に入り20mほど直進してください。

      (2) 東京メトロ東西線「早稲田」駅より徒歩5分、地下鉄出口は千葉方向からの

場合2番、三鷹方向からの場合3Bが便利です。

      (3) 東京メトロ副都心線西早稲田」駅より徒歩8分、地下鉄1番出口を出て左に進み諏訪通りに出たら左折して500mほど歩き、さらに左折して少し行くと左手に奉仕園入り口が見えます。

〔地図: http://www.hoshien.or.jp/map/map.html

費  用  会場費として1人当たり500円程度を予定しています。ご協力お願いします。

話題提供  奥村 大介 (慶應義塾大学大学院)

演  題  石の詩学・序説――鉱物文化論のために

内  容  「西欧の古代から現代にいたる精神史のなかに、鉱物の観念とイマージュはいかなる軌跡を描き出したのか。石を前にした夢想者たちは何を夢見てきたのか。本発表では、ガストン・バシュラールロジェ・カイヨワの物質的想像力論に導かれつつ、ルネサンス期の宝石譜(lapidaire)からドイツ・ロマン派を経て20世紀のイタロ・カルヴィーノにいたる「鉱物派」の文学を渉猟し、テオフラストスから19世紀の自然哲学を経てジョン・ラスキンへと連なる「石の思索」と呼ぶべき系譜を追跡する。地の科学の文学的・思想的展開を素描することで、鉱物文化論への端緒としたい。」

  

    地学史勉強会事務局

山田 俊弘

tosmak-yamada@muf.biglobe.ne.jp